愛され、必要とされる事業を生み出していく
サステナブル経営への変容を実現する生態系ダイナミクスを体験する

漆器は1000年にも渡って私たちに親しまれています。森で育った木を使い器にし、また漆の木から漆を採取し器に塗り仕上げていく。まさに自然と長く関わってきた私たちの知恵が詰まっている製品とも言えます。

しかしながら、そのような漆器も時代の大きな流れのなかで、大きな課題に直面しています。プラスティックなどの簡易な代用品によって生活の必需品としての地位ではなくなっている現状があります。そのようななかで多くの挑戦が行われそして新しい道を歩み始めているのです。

大きな課題に直面しているのは他の業界も同様です。多くの社会的な課題に直面するいま、地球視点で考えた経営の推進が必要になってきています。漆にまつわる生産者を巡る中で自社に照らし合わせて探究し、今後のアクションを構想するプログラムです。

point 1

日本において私たちの生活に溶け込んでいる漆器が1000年必要とされ愛されている要因を探究していきます。また直面している課題を知り、その対策について学びます。

point 2

漆器が生産される工程を山から町までのジャーニーによって、自社における生態系全体を捉え直していき、サステナブルな事業展開をイメージしていきます。

point 3

生活様式の変化により漆全体業界での挑戦を通じて、自社が提供している事業/サービスにおける変容を構想します。

旅に参加するメンバーが集合し、「サステナブル経営への変容を促す生態系ダイナミクス」についてオリエンテーションを実施。当該プログラム全体像を理解し、自社について振り返りつつ、旅をスタート。
DAY 1
京都市の北に位置する京北町へ移動し、漆の生態系の起点となる森を散策。京北町の土地性や歴史などを聞きながら、漆が育っている現場を目の当たりにしつつ、漆における生態系ダイナミクスをたどっていきます。
DAY 1
DAY 1
夜は、参加者と旅を共創する方々とで食卓を囲みながら、交流を行う時間に。風土に根ざした料理を味わいながら、実際に活動している方々の物語を通じて、日本における工藝の文脈とこれからのストーリーを学びます。
京都市内へ移動し、1日目の京北町での体験を振り返りつつ自社の生態系全体を把握するためのワークショップを実施。事業活動における生態系を把握し、サステナブル経営における課題を抽出する。
DAY 2
DAY 2
1909年に創業し、京都市内で漆の精製を手がけている「堤淺吉工房」を訪問。漆の精製工程を見学しつつ、漆にまつわる物語や思い、漆を取り巻く現状・課題について学びつつ、これからの取り組みについて考える時間に。
DAY 2
漆の工房見学を振り返りつつ、自社の事業・サービス展開の課題を掘り下げるワークショップを実施。自社の事業・サービスにおいて現時点でのステークホルダーを見つめ直し、地球視点で見た場合にどのようなイノベーションが必要なのかを捉え直す。
三代にわたり、京都で漆を塗る仕事「塗師」の方々がはたらく「西村圭功漆工房」を訪問。製品のコンセプトづくりから最終的な製品に仕上げていくまでの過程を学ぶ。さらに職人の手仕事を見学後、参加者自身も漆塗り体験へ
DAY 3
DAY 3
旅の締めくくりとなるワークショップを実施。旅でめぐった取り組み全体を振り返りつつ、自社におけるサステナブル経営を実現する生態系ダイナミクスを構想。サービス全体像を振り返り、これからつくりたい未来に向けたアクションを考える。

こんな方におすすめです

自社が提供するサービス全体を捉え直し、これからの時代に合わせて変容としていきたいと考えている企業経営者/事業開発担当者
  • これからの経営を考えると事業全体を地球視点に考え持続可能性を高める必要があるが、どこから着手していけばいいかわからない
  • チーム全体で大きな変容を遂げていく必要があるけど、チーム全体で意識があっておらずゆっくりとディスカッションする時間がほしい
  • 事業やサービスに対するイノベーションを起こしていくための参考となる視点がほしい

案内人

GUIDES

2000年よりデザインコンサルティング会社を経営、様々な分野でデザインプロジェクトの企画監修を重ねる。2012年より持続可能性と事業性を両立する「未来が歓迎するビジネス」のデザイン組織としてRELEASE;を始動。「藝術と社会変革のあいだ」で経済活動をプロデュースする構想家として、社会の大きな物語を編み直す人文学的なアプローチと共創によるビジネスデザイン手法を軸に、大企業や自治体からスタートアップや非営利団体まで領域横断的なプランニングとディレクションを実践する。「想像力からこそ優しさが生まれる」と信じ、「希望を実現する技術であるデザイン」とともに、一人でも多くの人が希望を胸に生きている世界へ。

パタゴニア日本支社にてダイレクトマーケティング部門統括を中心に19年勤務。その傍ら、2014年より社会性と事業性を両立する企業の成長をサポートするコンサルティングを開始。2018年よりクリエイティブとビジネスの専門家が集まる一般社団法人RELEASE;に合流。2019年2月にfascinate株式会社を創業。スタッフの創造性を高めながら、スタッフ同士が有機的に繋がり欲しい未来を実現していくための事業を生み出し、そしてその事業をファンと共に歩んでいくプロセスのデザインと共感を伴う体験の提供を伴走型に日々行っている。

桜井 肖典
一般社団法人RELEASE; 共同代表、構想家

2000年よりデザインコンサルティング会社を経営、様々な分野でデザインプロジェクトの企画監修を重ねる。2012年より持続可能性と事業性を両立する「未来が歓迎するビジネス」のデザイン組織としてRELEASE;を始動。「藝術と社会変革のあいだ」で経済活動をプロデュースする構想家として、社会の大きな物語を編み直す人文学的なアプローチと共創によるビジネスデザイン手法を軸に、大企業や自治体からスタートアップや非営利団体まで領域横断的なプランニングとディレクションを実践する。「想像力からこそ優しさが生まれる」と信じ、「希望を実現する技術であるデザイン」とともに、一人でも多くの人が希望を胸に生きている世界へ。

但馬 武
理事/ブランディングディレクター

パタゴニア日本支社にてダイレクトマーケティング部門統括を中心に19年勤務。その傍ら、2014年より社会性と事業性を両立する企業の成長をサポートするコンサルティングを開始。2018年よりクリエイティブとビジネスの専門家が集まる一般社団法人RELEASE;に合流。
2019年2月にfascinate株式会社を創業。スタッフの創造性を高めながら、スタッフ同士が有機的に繋がり欲しい未来を実現していくための事業を生み出し、そしてその事業をファンと共に歩んでいくプロセスのデザインと共感を伴う体験の提供を伴走型に日々行っている。

桜井 肖典

Sakurai Yukinori
一般社団法人RELEASE; 共同代表、
構想家
プロフィール

但馬 武

Tajima Takeshi
一般社団法人RELEASE; 理事
ブランディングディレクター
プロフィール

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