漆を通じて京都の工藝をめぐる

漆が誘う、森から人、人から暮らしへの旅。

かつて京都の民衆が使っていた漆のお椀を、いまに復活させる「アサギ椀」プロジェクト。アサギ椀は、京都の森で育まれた素材をもとに、京都の職人が仕上げる工藝品です。手のひらにすっぽり収まるそのお椀が気づかせてくれるのは、いつの間にか見えにくくなってしまった、自然と人、そして人と「もの」の関係性。「漆を通じて京都の工藝をめぐる」旅では、檜と漆が育まれる京都の森林資源供給地にある京北「工藝の森」、木地そして漆職人の工房など、素材の生産から加工、使用、修繕というプロセスとともに平安から続く森と都の歴史と生活文化をめぐります。

文化的特徴 1
ひとつの地域で実感するつながり

原材料を育む森と、職人が加工する木工や漆の工房、アサギ腕を使う京町屋が近しい距離感でつながっている環境で、地域の自然や歴史、文化に根ざしたものづくりや文化のあり方を実感することができます。

文化的特徴 2
器づくりを通して智慧を体感

森に入り、工房を訪ね、職人とともに、世界に二つとない器を自らの手でつくり上げる。アサギ椀づくりを通して、ものづくりの生態系に自らが入りこむことで、学びを超えた智慧を体感することができます。

文化的特徴 3
歴史の流れのなかでいまを捉える

さまざまな時代の歴史がレイヤーのようにいまも息づく京都。自然条件が文化として根付くまちで過ごしながら、壮大な歴史の流れとしていまを捉え、自分を位置づけながらこれからに思いを馳せることができます。

文化的特徴 4
数字で測れない知恵に触れる

自然の素材を扱う工藝にはマニュアルは存在しません。ひとつとして同じ素材がない中で、それぞれのニーズに合わせたものに仕上げる。そんな技から、時代を超える価値に触れることができます。

文化的特徴 5
意味のリデザインを体感

工業的な生産が当たり前という時代にあって、これからの暮らしにあった新たな意味を工藝にもたらす挑戦が京都ではじまっています。その現場を通して、ものづくりの新たな兆しを体験できます。

旅を共創する方々

EXPERTS

三代 西村 圭功

塗師/西村圭功漆工房

本名・圭(1966-)は、三代・鈴木表朔に師事後、父の二代圭功に弟子入り。2008年三代西村圭功襲名。茶道具から食器、撓メ作品、アートピースまで幅広い作品を手掛ける。京都という土地から大きな影響を受け、素材である木と漆、そして人との対話の中で圭功作品は生み出されていく。そこには自我は無く、素材の声が主役となる。

高室 幸子

工藝文化コーディネーター/
パースペクティブ共同代表

森とモノづくりの生態系が絡み合う世界を探索中。次の時代もモノと関わり続ける人々へ、「つくる」歓びと可能性と責任とを共有するコンテンツを発信、教育プログラムやツアーを企画。工藝が自然を起点として循環していることを提唱する『工藝の森』、森とつながるシェア工房『ファブビレッジ京北』をディレクションする。

堤 卓也

堤淺吉漆店/パースペクティブ共同代表

明治期から続く漆の精製業者の四代目。一万年前から日本の風土で使われてきたサステナブルな天然素材「漆」を、次の時代に継承するべきものとして、漆のある暮らしを次世代の子ども達につなぐ取り組みを展開。BMX、スケボーなどを通して、漆との新しい出会いを提案。2023年、漆ウッドサーフボードのブランド、Siitaリリース。

塔下 守

林業家、塔下木材

京北山国出身、在住。林業、登山、森林生態学からの視点あり。それぞれ40年から50年の経験を持つ。

共創パートナー

PARTNERS

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参加した方の声

PARTICIPANT FEEDBACK
これからのサステナブルな事業や社会にとって大事なのは、循環型のものづくりや社会の中で消費のあり方も同時にアップデートすることだと思っています。自然資本を含め資源を使い尽くしてしまうのではなく、顔の見える経済圏でいかに資源を増やしながらモノやコトの経験価値とともに循環させていけるか。消費者から共創者になること、そして経済とともに文化をつくっていくことが鍵なのだと、この旅を通して確信しました。
井上良子
京都市SILKイノベーションコーディネーター
「時間の価値」を、旅をしながら考えてみたい。そんな思いで参加しました。時間は、過去から未来へと一方向にしか進まないことから「時間の矢」と言われます。ですが、この旅では、身体は時間の矢を進みながらも、心は過去から脈々と続いてきた暮らしや文化に想いを馳せ、また自然の命をいただきながら生きてきたのだ、という事実を振り返りながら歩むものとなりました。この地で工藝を営む方々の空気感や思いに触れられたこと、それらは転じて自分発見の機会にもなりました。個人の旅ではなかなか味わえないもので、価値ある時間でした。
瀬戸川礼子
経営ジャーナリスト
2023年4月XX日

京都の工藝をめぐる「漆」編、参加申し込みスタート!

もし今回ならではの魅力があれば入れる。
宿泊施設・食事は変わるだろう。詳細はENTRY先(Peatix)のページで。
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in InterConnected Arts/Japanのメンバーには、一般公開されるよりも前にツアー情報をご案内します。また、旅のメイキングプロセスを共有する映像、メンバー限定のモニターツアーの募集なども行なっています。
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